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男はつらいよ 寅次郎の縁談(第46作)
- 公開年月日
- 1993年12月25日
- キャスト
- 渥美清
松坂慶子
倍賞千恵子
吉岡秀隆
- スタッフ
- 原作:山田洋次
脚本:山田洋次/朝間義隆
監督:山田洋次
撮影:高羽哲夫
照明:野田正博
美術:出川三男 /横山豊
音楽:山本直純
- 区分
- 邦画
- ジャンル
-
コメディ
人間ドラマ
- 本編尺
- 106分
- カラー
- カラー
- 製作国
- 日本
- 製作年
- 1993年
- ロケ地
- 栃木県 那須郡 烏山町(現那須烏山市)
香川県 三豊市 志々島
香川県 仲多度郡 琴平町
香川県 高松市
香川県 仲多度郡 多度津町
香川県 牟礼町
香川県 土庄町(小豆島)
Introduction(作品紹介/概要)
第27作『浪花の恋の寅次郎』以来、松坂慶子が二度目のマドンナを演じて、寅さんとの楽しい日々が描かれる。瀬戸内海に浮かぶ小さな琴島は、現代社会から隔絶されたユートピアのような雰囲気で、駐在さん(笹野高史)、住職さん(桜井センリ)、おばさん(松金よね子)たち、島の住民たちも、どこかのんびりとしている。新国劇のベテラン、島田正吾が葉子の父でハイカラな老人、田宮善右衛門を好演。宴会で葉子とタンゴを踊るシーンは幸福感に満ちている。また第1作のマドンナを演じた光本幸子が、第7作『奮闘篇』以来久々に、冬子役で出演。『釣りバカ日誌』のハマちゃん(西田敏行)も意外なかたちで登場する。
Story(あらすじ)
就職活動に嫌気がさした満男が家出して一週間。寅さんが柴又へ帰ってきた。心配するさくらと博に「まかせておけ」と安請け合いし、満男から送ってきた土産をたよりに瀬戸内へ旅立った。琴島で捜し当てた満男は、島での暮らしに生き甲斐を見い出し、知り合った看護婦・亜矢に恋心を抱いていた。東京へ戻ることを拒否する満男に呆れた寅さんは、満男が世話になっている家に泊めてもらうことになったが、その田宮家には雰囲気漂う美女・葉子がいた。そのうち葉子と肩をならべて島を散策する寅さんだった。
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「男はつらいよ 寅次郎の縁談(第46作)」のちょっといいセリフ
旅というものはな、行き先を決めてから出かけるもんじゃねえんだよ。
- セリフを選んだ理由
- 上手く行かない就職活動に身も心も疲弊し消耗し切った満男(吉岡秀隆)は、そのストレスとフラストレーションから父・博(前田吟)と大喧嘩をし、家出してしまう。しばらく経って満男からの便りが届き、瀬戸内海にある島に滞在していることを知りホッと胸をなでおろす母・さくら(倍賞千恵子)たちが、満男がなぜそこに行ったのかを疑問に思っている様子に、久しぶりに帰ってきた寅次郎(渥美清)が言った言葉。ある土地に行くにあたって特に目的が無くとも、その時々の気分だけでじゅうぶん理由となる、堅苦しく生きるのではなくリラックスして生きよと言っているような、寅次郎の気ままな人生観を象徴するようなセリフです。