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ひばりの陽気な天使

公開年月日
1953年5月27日
キャスト
美空ひばり
十朱久雄
森川まさみ
本田康彦
小島輝明
スタッフ
脚本:米山正夫/大町竜夫
監督:斎藤宗一
撮影:厚田雄春
照明:高下逸男
美術:平高主計
音楽:米山正夫
区分
邦画
ジャンル
ミュージカル・音楽映画
人間ドラマ
本編尺
43分
カラー
カラー
製作国
日本
製作年
1953年

Introduction(作品紹介/概要)

米山正夫の作詞作曲になるスウィングを美空ひばりが歌う音楽映画。脚本構成は米山正夫と製作者の大町龍夫、斎藤宗一が監督を担当。撮影は厚田雄春。美空ひばりの他、十朱久雄、森川まさみ、子役として本多康彦、小島輝明が出演。

Story(あらすじ)

牧師の娘泉ゆかり(美空ひばり)は日本のベティ・ハットンをめざすスウィング好きの少女だが、彼女の陽気な歌に教会の聖歌隊全員が感染してゆくのを聖歌隊の教師白石先生(森川まさみ)は喜ばない。神の使徒として厳粛を望むのである。父泉牧師(十朱久雄)は、母のないゆかりをのびのびと育てたい願いから、スウィングもまた結構、という立場である。ある日、ゆかりと同じく母のいない貧しい兄弟(本多康彦、小島輝明)が教会を訪れ、弟の誕生日のお祈りをしたいという。その日は礼拝のない日だったが、ゆかりは特別にお祈りをあげてやったばかりか、今晩坊やのために誕生祝い祝いをしてあげる、と約束する。一方、泉牧師は会堂の中でオルガンのスウィングが鳴っているのを聴き、てっきりゆかりだと思うが、その実は白石先生だった。彼女もひそかなスウィング・ファンなのである。しかし聖歌隊の練習所に立ち帰った先生は、やはりゆかりのスウィングをこっぴどくたしなめる。しかし、泉牧師から今夜の誕生祝いの計画を聞かされて、彼女はゆかりの真心に感動した。その夜。ゆかりが貧しいながらも心をこめた食卓をしつらえ、兄弟を迎えに出たあと、白石先生は新たに豪華な祝宴の仕度をした。やがてお祝いの席上で陽気に歌うゆかりのスウィングを、牧師も兄弟も聖歌隊員も、そして白石先生もまた楽しげに聴きほれた。

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