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男はつらいよ 寅次郎の休日(第43作)
- 公開年月日
- 1990年12月22日
- キャスト
- 渥美清
倍賞千恵子
夏木マリ
寺尾聰
後藤久美子
吉岡秀隆
前田吟
下條正巳
三﨑千恵子
- スタッフ
- 原作:山田洋次
脚本:山田洋次/朝間義隆
監督:山田洋次
撮影:高羽哲夫
照明:青木好文
美術:出川三男
音楽:山本直純
- 区分
- 邦画
- ジャンル
-
コメディ
人間ドラマ
- 本編尺
- 106分
- カラー
- カラー
- 製作国
- 日本
- 製作年
- 1990年
- ロケ地
- 大分県 日田市
Introduction(作品紹介/概要)
第42作『ぼくの伯父さん』に次ぐ満男と泉の物語が展開され、甥の初恋のために奮闘する寅さんの姿を描くシリーズ第43作。『ぼくの伯父さん』から一年後、泉の父親の再婚を中心に“家族の幸せ”について描いている。若い二人がかけおち同然に、九州へと向かう。寅さんは、美人の母・礼子と寝台車に乗る。大人の色香を漂わせた礼子と、寅さんの二人旅。二組のカップルが大分県で再会、温泉宿で一夜を家族のようにむつまじく過ごす。さくらと博の夫婦は、息子・満男のことで悩み、満男もまた大きな悩みを抱えている。現代の家族が抱える問題が、さくら夫婦を通じて描かれる。
Story(あらすじ)
ある日、及川泉が離婚した父・一男を訪ねて名古屋から上京して来た。満男は心配と喜びで気が動転。別れて住む父親を引きもどしたいという切実な願いにさくら達は泉を父親探しの旅に送り出す。東京駅まで送るつもりの満男は泉と一緒に新幹線に乗ってしまう。母親の礼子は事情を聞いて困惑する。「すぐにでも追いかけましょう」。旅から帰ったばかりの寅さんは礼子と二人で後を追う。九州日田で父親を探しあてる泉だが相手の女性を垣間見てあきらめる。寅さんと礼子も日田で若い二人と落ち合う。四人で宿に泊まり家族と誤解されその気になる寅さんだが、翌朝二人の姿はない。
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「男はつらいよ 寅次郎の休日(第43作)」のちょっといいセリフ
困ったことがあったらな、風に向かって俺の名前を呼べ。
- セリフを選んだ理由
- 泉(後藤久美子)と礼子(夏木マリ)との旅を通して絆を深めた寅次郎(渥美清)と満男(吉岡秀隆)。実の親であるさくら(倍賞千恵子)と博(前田吟)には従わないのに、寅次郎の言うことは素直に受け入れるようになっていた。新たな旅に出かける寅次郎は、別れ際に満男にかけた言葉。大学生となった満男をひとりの大人の男として信頼しつつも、寅次郎にとってはかわいい甥であることには変わりがない。そんな甥への伯父心があふれた、愛の言葉。