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男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎(第32作)
- 公開年月日
- 1983年12月28日
- キャスト
- 渥美清
倍賞千恵子
竹下景子
中井貴一
杉田かおる
松村達雄
前田吟
三﨑千恵子
下條正巳
- スタッフ
- 原作:山田洋次
脚本:山田洋次/朝間義隆
監督:山田洋次
撮影:高羽哲夫
照明:青木好文
美術:出川三男
音楽:山本直純
- 区分
- 邦画
- ジャンル
-
コメディ
人間ドラマ
- 本編尺
- 105分
- カラー
- カラー
- 製作国
- 日本
- 製作年
- 1983年
- ロケ地
- 岡山県 総社市
岡山県 高梁市
鳥取県 江府町
東京都 渋谷区
広島県 尾道市
Introduction(作品紹介/概要)
第8作『寅次郎恋歌』で家庭の大切さを、第22作『噂の寅次郎』で人間のはかなさを、寅に教えてくれた飃一郎の法事で、岡山にやってきたさくらたちは、寅さんが坊さんになっているのでビックリ!という、もっともスリリングかつ喜劇的な展開となる。啖呵売で鍛えた説法は、なによりもありがたい効力を発揮し、寅さんは水を得た魚のよう。朋子の弟の中井貴一と、幼なじみの杉田かおるのエピソードを絡めつつ、朋子のために僧籍に入る決意までする寅さんの奮闘努力ぶりが描かれた、幸福感に満ちた一篇。
Story(あらすじ)
備中高梁は博の実家のある城下町である。寅さんは博の亡父の三回忌を思い出し墓参りに立ち寄った。そこで寺の和尚と娘・朋子に出会う。勧められるままに上 り込み酒の座は盛り上り和尚と寅さんは意気投合する。翌日は二日酔い和尚に代わって法事に行く事になる。名調子の弁舌がすっかり檀家の人達に気に入られ寅 さんは寺に居着くことになった。やがて三回忌の法要でさくら一家がやって来る。和尚と共に木魚を叩く寅さんの姿にびっくり仰天。さくらはそばにいる美しい 朋子の姿を見て兄の恋路の行方に胸を痛める。
滑稽でちょっぴり悲しいシリーズ第32作。
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「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎(第32作)」のちょっといいセリフ
大丈夫、そんな心配することはありませんよ。
- セリフを選んだ理由
- 墓参りに訪れた岡山・備中高梁の寺で、家事を仕切る出戻り娘の朋子(竹下景子)に一目惚れした寅次郎(渥美清)は、成り行きで坊さんの真似事をしてしばらく暮らすことになった。ある日、寺の住職・石橋泰道(松村達雄)と、写真家を目指す息子・一道(中井貴一)が言い争いとなり、一道は写真家への夢を叶えるために家を出て東京に向かうことに。そんな弟・一道を心配する姉の朋子に寅次郎がかけた言葉。それは男子たるもの父親と喧嘩して家出するぐらいじゃないと一人前になれないという、寅次郎の自らの過去を顧みつつの信条に根差していた。そんな寅次郎の温かくも力強い言葉に励まされた朋子は、次第に寅次郎に惹かれ…。