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原作超え?人気漫画・小説の実写化映画でチェックしたい松竹作品15選

2024.05.31

実写化 映画

はじめに

コミックや小説は、昔から映画の題材の宝庫。洋画はもちろん邦画もそれは同様で、現在も話題作が次々と誕生しています。100年を超える歴史を持つ松竹も、人気少女漫画を映画化した『恋わずらいのエリー』をはじめ、多くの名作・ヒット作を送り出してきました。その中から見逃し厳禁の作品を厳選。バラエティに富んだ実写化映画を、ぜひチェックしてみてください!

松竹ではおうちで楽しめるDVDを販売しています。公式サイトからぜひチェックしてみてください。

実写化映画の魅力とは

漫画や小説に題材を得た映画には、さまざまな楽しみ方があります。愛読されている方であれば、どんな映像で物語が紡がれるのか、興味を抱くに違いありません。そんな気になるポイントを紹介していきましょう。

原作の魅力

漫画や小説が映画化されるのは、それら原作に人気があるからで、人気の背景には物語や世界観の完成度の高さがあります。それをどこまで実写で再現できるかが映画化の成功の鍵。

原作への愛がある作品は、そのスピリットを忠実に再現しており、観客はそれを味わうのが楽しみとなります。原作に触れていない方でも、再現性の高い実写映画化作品を観ることはフレッシュな体験となるでしょう。

俳優キャストの魅力

おなじみのキャラクターを、どの俳優が演じるのかも原作ファンの気になるところでしょう。これもまた、実写映画化作品の大きな楽しみです。

最初はキャラクターのイメージに合わないと思っても、いざ観てみたら意外にハマリ役だった……というのは、よくあることです。

そもそも俳優の仕事はイメージに合わせることではなく、キャラクターの精神をとらえて役になりきること。その演技を見ることこそ、見どころと言えるでしょう。

特殊効果の魅力

小説の映画化では、個々の読者がイマジネーションで描いてきたビジュアルがどう再現されるか?漫画の映画化では二次元をどう立体化するか?いずれの場合も、映画のビジュアルは重要な要素となります。

とりわけ非現実の世界を描く場合は、CGIの合成がどんな効果を発揮しているのかが気になるところです。もちろん、それはリアルに見えてこそ効果を発揮するもの。想像を超えるようなものを見せてくれる映像化は、観客の最大の楽しみといえるでしょう。

人気青年・少年漫画の実写化映画3選

今や日本の漫画は子供だけに向けたものではなく、世界も認める立派なカルチャー。大人も熱中する高密度な物語を堪能してみては?

1. 東京喰種 トーキョーグール(2017年)

衝撃的な展開とビジュアルで読者を熱狂させた、石田スイのコミックを映像化。

“グール(喰種)”と呼ばれる、人を食う人が闇に潜んでいる東京。事故に遭い、グールの臓器を移植された平凡な大学生カネキは以来、人肉食の欲望に苛まれる。

人間との共存を目指すグールの仲間との出会いは、彼の心に大きなものを投げかけていった。しかし、グールを取り締まる捜査官たちの包囲網は彼らを追い込んでいき……。

人間の道徳心とグールの欲求の狭間で思い悩む、カネキの数奇な運命をスリリングに活写。彼の成長のドラマはもちろん、体から伸びる触手を使ってのバトルをビジュアル化したVFX映像も見どころ。

作品情報

公開(年):2017年

ジャンル :アクション、ファンタジー

監督   :萩原健太郎

キャスト :窪田正孝、清水富美加、鈴木伸之、大泉洋

上映時間 :119分

2. ザ・ファブル(2019年)

ヤングマガジン連載の南勝久原作によるコミックを映画化した、ユーモラスなアクション。

あまりにも仕事をし過ぎたため、ボスに一年間殺しを禁じられた凄腕の暗殺者ファブル。仕方なく普通に暮らし始め、バイトをしたりテレビを観たりインコを飼ったりする彼だったが、なぜかトラブルが勝手に寄ってくる。

裏社会の騒動に巻き込まれ、バイト先の同僚を拉致されたファブルは、誰も殺さずに彼女を救出するという、不可能に近いミッションに挑む……。

ファブルに扮した岡田准一は、いつになくトボケた存在感を発揮し、休業中の殺し屋になりきった。ハリウッドからスタントを招いた本格派の肉弾アクションも見逃せない。

作品情報

公開(年):2019年

ジャンル :アクション

監督   :江口カン

キャスト :岡田准一、木村文乃、山本美月、佐藤浩市

上映時間 :123分

3. 愛と誠(1974年)

 愛と誠

500万部を超えるベストセラーとなった、梶原一騎とながやす巧の原作による昭和の人気コミックを映画化。

子どもの頃に命を救ってくれた少年、誠と9年ぶりに再会した女子高校生、愛。不良となっていた誠を助けようと、彼女は献身的に尽くす。しかし、愛の学校に転校してきた誠はたちまち不良たちを支配し、さらに凶暴性をむき出しにしていく……。

少女の恋心や少年の獣性の純粋さ、ふれあえない関係が激しく切なく描かれる。当時人気のピークにあった西城秀樹と、新人だった早乙女愛の好演も見もの。この後に製作された続編2本も、ぜひチェックを!

作品情報

公開(年):1974年

ジャンル :恋愛

監督   :山根成之

キャスト :西城秀樹、早乙女愛、仲雅美、高岡健二、鈴木瑞穂

上映時間 :89分

続編も配信サービスで視聴できます

人気恋愛漫画の実写化映画3選

今も昔もラブストーリーは人気ジャンルで、コミックを原作とした作品はとりわけ高い人気を獲得しています。そんな中から必見の3作をご紹介!

1. 耳をすませば(2022年)

1995年にスタジオジブリによってアニメーション化されたことでも知られる柊あおいの名作コミックを、原作の設定から10年後のオリジナル・ストーリーを加えて実写映画化。

惹かれ合う思いを確認し、それぞれの夢に向かって歩き出した15歳の雫と聖司。それから10年、雫は書籍編集の仕事をしながら小説の執筆を続けていたが公募は落選ばかり。

一方、イタリアでチェロ奏者の修行を重ねる聖司は完璧な演奏にこだわるあまり、壁に直面していた。思い余ってイタリアに飛んだ雫と、歓迎する聖司は、おたがいの悩みを打ち明け合うが……。

アニメ版とは若干異なるシチュエーションだが、純愛の要素は変わらない。ふたりの関係が区切りを迎えるラストは胸アツ必至!

作品情報

公開(年):2022年

ジャンル :恋愛、青春もの

監督   :平川雄一朗

キャスト :清野菜名、松坂桃李、山田裕貴、内田理央

上映時間 :115分

2. ハニーレモンソーダ(2021年)

若い世代の熱烈な支持を得た、村田真優原作のコミックを映像化。

シャイな性格ゆえにイジメられる女子高生・羽花は、クラスの人気者・界と偶然言葉を交わす。以来、界は彼女が変わる手助けをするようになり、羽花も少しずつ自分に自信を持つようになっていく。ほどなく、彼らは惹かれ合う仲となり、つき合い始めるが、その先には思わぬ障害が待ち受けていた……。

Snow Manのラウールと『虹色デイズ』で注目された吉川愛が、原作のときめきもそのままに恋心を体現。Snow Manによる主題歌「HELLO HELLO」が感動を盛り立てる。

作品情報

公開(年):2021年

ジャンル :青春ドラマ

監督   :神徳幸治

キャスト :ラウール(Snow Man)、吉川愛、堀田真由、坂東龍汰、岡本夏美、濱田龍臣

上映時間 :111分

3. パーフェクトワールド 君といる奇跡(2018年)

「Kiss」誌にて7年にわたり連載された有賀リエのコミック「パーフェクトワールド」を映画化。

高校時代に憧れていた先輩、樹と久しぶりに再会したインテリアデザイン会社のOL、つぐみ。当時のままに素敵だった樹だが、当時のままでなかったのは車椅子で生活していること。

大学に進学してから事故に遭い下半身麻痺となった樹は不自由な体にめげることなく、建築士の仕事に全力を傾けていた。つぐみはそんな彼との交流により、恋心を再燃させるが……。

自分の、あるいは他人の障がいにどう向き合い、どう愛を育むのかを丁寧に描写。岩田剛典と、『湯を沸かすほどの熱い愛』の杉崎花による息の合った共演を目にすれば、ロマンスの気分もきっと高まるはず!

作品情報

公開(年):2018年

ジャンル :恋愛、人間ドラマ

監督   :柴山健次

キャスト :岩田剛典、杉咲花、須賀健太、芦名星、マギー、大政絢

上映時間 :102分

人気ミステリー・サスペンス小説の実写化映画3選

読み応えのあるサスペンス小説は、映画製作者のイマジネーションを刺激するもの。ストーリーテリングの妙はもちろん、どんな映像となっているかにも注目してください!

1. ゼロの焦点(1961年)

松本清張のベストセラー小説を名匠、野村芳太郎が映画化。

新婚旅行を終えた矢先、夫が出張先の金沢で行方不明となったことを知らされる新妻、禎子。いても立ってもいられず北陸に向かった彼女は夫の同僚の協力を得て、この失踪の核心にせまっていく。そこには禎子には決して語られなかった、夫の悲しい秘密があった……。

大戦後の混乱の中で運命を狂わされ、高度経済成長の下で何事もなかったように生きていく、そんな原作のエッセンスを的確に抽出。断崖絶壁でのクライマックスには絵的な緊張感がみなぎり、目を引き寄せずにはおかない。

作品情報

公開(年):1961年

ジャンル :サスペンス

監督   :野村芳太郎

キャスト :久我美子、高千穂ひづる、有馬稲子、加藤嘉

上映時間 :95分

2. シャイロックの子供たち(2023年)

『空飛ぶタイヤ』に続き、池井戸潤のベストセラー小説を映画化。

大手銀行の支店で発生した現金紛失事件、その額なんと10億円!どうすれば、そんな大金が突然消えるのか?日々お客様の対応に追われているベテランの行員が、同僚たちとともに調査に当たる。

そこに浮かび上がる、思わぬ人物の不正行為。しかし事態はそれに留まらず、とてつもない規模の不祥事を明るみにしていく……。

『超高速!参勤交代』などで知られる本木克英監督が原作のリズムを重視し、アップテンポのドラマを演出。阿部サダヲが主演を務めたことで、スリルのみならずユーモアをも宿すつくりに。

作品情報

公開(年):2023年

ジャンル :ミステリー、サスペンス

監督   :本木克英

キャスト :阿部サダヲ、上戸彩、玉森裕太、柳葉敏郎

上映時間 :122分

3. ソロモンの偽証(2015年)

直木賞作家、宮部みゆきが手がけた三部からなる長編小説を、二部構成で映像化。

都内の中学校で、2年生の男子生徒が屋上から転落死した。警察はイジメを苦にした自殺として処理するが、学校の関係者に匿名の告発状が届き、他殺との噂が学校内に広まっていく。

真相を明らかにするため、学級委員だった涼子は学校内で疑似裁判を開くことを提案する。教師たちの圧力により、その案は却下されかけたが、真実を知りたい生徒たちは反発。かくして、判事と陪審員、検察官と弁護士などの役割を割り振られた校内裁判が幕を開けた……。

主人公・涼子に扮するのはオーディションで選ばれた、当時14歳の藤野涼子。彼女のピュアな存在感が物語を引っ張り、スリルを盛り立てていく。

作品情報

公開(年):2015年

ジャンル :ミステリー、サスペンス

監督   :成島出

キャスト :藤野涼子、板垣瑞生、石井杏奈、清水尋也

上映時間 :121分

ソロモンの偽証 前篇・事件を見る
ソロモンの偽証 後篇・裁判を見る

人気歴史小説の実写化映画3選

時代小説はまさに名作の宝庫で、日本では製作が途切れることはありません。これらの作品を超えるものが今後、出てくるでしょうか?

1. 壬生義士伝(2003年)

人気作家、浅田次郎の初の時代小説を映画化。幕末の世に新撰組に籍を置いた実在の志士、吉村貫一郎のドラマを紡ぐ。

盛岡藩を脱藩して新撰組の一員となった貫一郎。剣術は飛びぬけて優れていたが温和で、しかも給金の請求にうるさいことから、周りの志士たちの中には彼を軽蔑するような態度をとる者もいた。貫一郎は、そんな状況下でも折れず、守らねばならない家族や武士としての義を重んじて黙々と戦い続ける……。

貫一郎を人間味豊かに演じた中井貴一はまさにハマリ役で、日本アカデミー賞主演男優賞受賞も納得。同賞では作品賞も受賞しており、時代の転換や武士の高潔な生を浮き彫りにした物語は、深い感動を呼び起こす。

作品情報

公開(年):2003年

ジャンル :時代劇

監督   :滝田洋二郎

キャスト :中井貴一、佐藤浩市、三宅裕司、中谷美紀

上映時間 :137分

2. たそがれ清兵衛(2002年)

藤沢周平の原作に基づく、名匠・山田洋次の代表作のひとつ。

舞台は幕末の庄内地方。妻に先立たれ、認知症の老母と幼い娘ふたりの面倒をみている藩士、清兵衛は貧しさの中で日々の暮らしに追われている。汚い身なりの彼を、他の藩士は“たそがれ清兵衛”と揶揄していた。

そんなある日、幼馴染みである友人の妹、朋江が夫と離縁して実家に戻ってくる。清兵衛の家にも度々訪れてくる姿に、彼は朋江への恋心を甦らせるが……。

武士として、人間として正しく生きる主人公の物語はもちろん、方言や訛りを体得した真田広之らメインキャストの名演も忘れ難い。日本アカデミー賞を受賞したのみならず、米アカデミー賞外国語映画賞のノミネートも果たした。

作品情報

公開(年):2002年

ジャンル :時代劇、人間ドラマ

監督   :山田洋次

キャスト :真田広之、宮沢りえ、田中泯、丹波哲郎、岸惠子

上映時間 :129分

3. 鬼平犯科帳 劇場版(1995年)

 鬼平犯科帳 劇場版

池波正太郎の原作に基づくテレビシリーズの劇場版。

江戸の町を守る火付盗賊改方長官・長谷川平蔵は、“鬼平”の名で知られる正義漢。悪名高い“狐火の勇五郎”という盗賊を追う彼だったが、密偵によればその正体は勇五郎ではなく、彼の弟であるとのこと。しかも、この真犯人は大坂の頭目と組み、平蔵を失脚させようと策をめぐらせていた……。

テレビ版で当たり役となった鬼平を、二代目中村吉右衛門がここでも堂々と演じて貫禄を発揮。平蔵が“鬼”と呼ばれる凄みを、鮮烈に体現してみせる。陰謀を企てた悪党とのスリリングな駆け引きからも目が離せない。

作品情報

公開(年):1995年

ジャンル :時代劇

監督   :小野田嘉幹

キャスト :二代目中村吉右衛門、岩下志麻、梶芽衣子、藤田まこと

上映時間 :105分

人気社会派小説の実写化映画3選

優れた小説は社会を映し出す鏡でもあります。現代社会に通じるテーマを持った、これらの作品は今を生きる人々に考えるべき問題を訴えかけてくるでしょう。

1. 天空の蜂(2015年)

原作は東野圭吾による長編小説。

“天空の蜂”を名乗る謎のテロリストが、自衛隊の最先鋭の無人操縦ヘリの制御権を掌握。彼らは福井県の原発にヘリを墜落させると脅して、日本中の原子力発電所を停止させることを要求した。

ヘリの設計士、湯原はこれを阻止すべく奔走する。このヘリには何も知らない彼の幼い息子が、いたずら心からこっそり乗り込んでいたのだ……。

原作者が映画化は不可能と思っていたというスケールの大きな物語。堤幸彦監督はこれに臆することなく、サスペンスを持続させつつ原発というデリケートな問題を正面から描き切った。映画賞を賑わせた本木雅弘の好助演にも注目を。

作品情報

公開(年):2015年

ジャンル :ミステリー、サスペンス

監督   :堤幸彦

キャスト :江口洋介、本木雅弘、仲間由紀恵、綾野剛

上映時間 :138分

2. 空飛ぶタイヤ(2018年)

2002年に起こった自動車メーカーのリコール隠し事件に着想を得て、池井戸潤が執筆した小説を映画化。

小さな運送会社、赤松運送のドライバーがトレーラーで事故を起こし、死者を出してしまった。ドライバーにも整備士にも過失は認められない。

社長の赤松はトレーラーの製造会社である大企業に検査を訴えるが、その上層部は権力を盾にとって赤松運送に罪をなすりつけようと画策する。しかし、内部告発等もあり赤松の味方は増えていき……。

この手のドラマはキャラクターが多くなり、観ていて混乱しがちだが、長瀬智也やディーン・フジオカ、高橋一生らの豪華共演により緻密かつスリリングに仕上がった。現在も後を絶たない、自動車メーカーの不正のからくりを知る上でも必見。

作品情報

公開(年):2018年

ジャンル :人間ドラマ

監督   :本木克英

キャスト :長瀬智也、ディーン・フジオカ、高橋一生、深田恭子

上映時間 :120分

3. おまえの罪を自白しろ(2023年)

真保裕一の社会派サスペンス小説を映画化。

国会議員、宇田の孫娘が誘拐された。犯人の要求は“おまえの罪を告白しろ”ということ。折しも宇田は、橋の建設で特定の業者に便宜を図った疑惑がかけられていた。

犯人は政敵か!?宇田の次男で、秘書を務める晄司は政界の重要人物に次々と接触して情報収集に当たる。一方、“告白”のタイムリミットは刻一刻と近づき……。

政治の腐敗が頻繁にニュースとなる昨今、その利権構造や派閥の魑魅魍魎を描いた物語はタイムリー。若き議員秘書に扮した中島健人の好演が、政界の闇を浮かび上がらせていく。その下で苦しむ庶民のドラマにも重みアリ。

作品情報

公開(年):2023年

ジャンル :サスペンス

監督   :水田伸生

キャスト :中島健人、堤真一、池田エライザ、山崎育三郎

上映時間 :101分

実写化映画をじっくり楽しむなら、オンデマンドやDVDで!

デジタルコミックや書籍が当たり前のようにPCやスマホ等で楽しまれている現代、それは映画も例外ではありません。

実写化作品はディテールにこだわっている作品も多く、細部をじっくりと味わうなら配信やDVDがオススメ。原作を読んで比べてみるのも一興です。自宅でも、移動中でも、時間があれば名作を楽しんでみてはどうでしょう?

まとめ

漫画や小説に基づく作品を厳選して紹介しましたが、もちろん優れた作品はこれだけではありません。『ゼロの焦点』の原作者、松本清張の小説の映画化は『砂の器』をはじめ傑作ぞろい。

『たそがれ清兵衛』の山田洋次監督は、他にも『隠し剣 鬼の爪』『武士の一分』と藤沢周平の原作を映画化して、高い評価を得ました。本稿から、実写化作品の奥深い世界を開拓してもらえれば幸いです。

この記事を書いた人

相馬学

1966年、秋田県生まれ。情報誌の編集を経てフリーライターとなり30年。「SCREEN」「DVD&動画配信でーた」などの雑誌や劇場パンフレットなどの紙媒体、「シネマトゥデイ」「ぴあ映画生活」などのインターネット媒体で取材記事やレビューを執筆。

※おすすめ作品は松竹の担当者が選びました。

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